新たなる旅立ち!辻三蔵の「ウィークエンダー目黒記念(東京日曜12R)徹底予想!
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 目黒記念(東京日曜12R)の施行時期が2月から6月に移った1997年以降、3歳馬の出走は皆無。今年はココナッツパンチローズプレステージの2頭の3歳馬が出走する。ダービーを勝つために万全に仕上げたココナッツパンチ目黒記念を選んだのは自信の表れだ。
 皐月賞後、短期放牧。帰厩後は肩の力が抜けて、落ち着きが出てきた。先週の坂路ではリラックスした走りで[3F36秒8〜1F11秒6]をマーク。弥生賞の直前追い切り(3F36秒4〜1F11秒6)と遜色ない時計を出したが、ムキにならなくても速い時計が出るのが成長の証だ。
 「皐月賞ではビシッと仕上げたので14キロ絞れたが、数字ほど(456キロ)、細くはなかった。リフレッシュ放牧で体は戻ったし、今回は460キロ前半で出走できるだろう。元々、皐月賞では10キロ絞るつもりだったし、ちょうどいいんじゃないか。何よりもカリカリする面がなくなり、落ち着いているのがいいな」と大久保洋師も好感触。師の機嫌が良かったのはココナッツパンチの体調がいいからだろう。
 「皐月賞(9着)は4コーナーでアンカツに外に大きく振られたのが痛かった。ノリ(フライングアップル)とウチの馬はかなりの不利を喰らったよ。アンカツはウチの馬を見ていたし、ちょっと行儀が悪いな」と皐月賞後、師は怒気を含んだ口調で話していた。それだけにダービーで巻き返したかったが、無念の出走除外。しかし、既に気持ちは切り替わっている。秋に向けて、新たな一歩を踏み出した。
 「初めての古馬相手でなんともいえないが、51キロならやれるんじゃないか」と辛口の師も満更でもない様子。確かに、前述したように*1、師は1番人気ポップロックを怖がっていない。白百合Sや金鯱賞ではなく、目黒記念を選んだのはメンバーを見て、通用すると判断したからだ。
 元々、「皐月賞よりもダービー向き」と話していたように、広い東京コースがベスト。新馬戦(東京芝1600m)でマークした上がり3F33秒4は東京新聞杯を勝ったスズカフェニックス(上がり3F33秒3)と互角。デビュー戦でいきなり古馬重賞級の末脚を披露した。
 続く、弥生賞(2着)ではメンバー最速の上がり(3F34秒4)で追い込み、クビ差2着。過去10年の弥生賞で1勝馬は[0、0、1、28]と連対実績がなかったが、父マンハッタンカフェ弥生賞4着)も跳ね返された大きな壁を乗り越えた。今回も古馬の壁を跳ね返すはずだ。
 目黒記念は。1932年に創設されて、今年で121回を迎える。中央競馬が現行する最古の重賞競走で新たな歴史を刻む。
目黒記念予想]
ココナッツパンチ
○アドマイヤタイトル
トウカイトリック
ポップロック
△アドバンテージ
チェストウイング
△メイショウオウテ
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