ほんとのキスをお返しに…辻三蔵の「ウィークエンダー安田記念直前予想!
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10番人気のコイウタが勝ったことにより、見えにくくなっているが、今年のヴィクトリアマイルはハイレベル。勝ち時計の1分32秒5は昨年の安田記念(1着ブリッシュラック)より0秒1速く、スズカフェニックスが勝った東京新聞杯を0秒2上回った。本質的にはマイラーではないカワカミプリンセススイープトウショウは馬群に沈んだ。 
 キストゥヘヴンは2番手で流れに乗ったが、直線で伸び切れず4着。勝ったコイウタが好位6番手、2着が逃げたアサヒライジングなだけに力負けのように見える。果たして本当にそうだろうか。本来は差して瞬発力を生かすタイプ。ノリさんが上手く乗ったのは確かだが、自分の形ではなかった。
 しかも前走は中間、外傷を負った影響で順調さを欠いた。3週前に時計を出し始め、最終追い切りの時点ではまだ体に余裕があった。金曜日の坂路では異例の前々日追い。[4F55秒1〜3F39秒5]と追い切り並の速い時計を出した。体はマイナス4キロと減っていたが、テンションは若干、高かった。
 今回は1週前に南ウッドコースで5Fから追うと、直前は坂路で息を整える程度。それでも軽く流して4F51秒0をマーク。速い時計を出さない戸田厩舎では破格の好時計だ。順調さを欠いた前走より遥かに状態はいい。桜花賞(1着)以来、久しぶりに思い通りの調整ができた。安田記念後、キャッシュコールマイルを目指しているのは本気だ。そのためにもここで結果を出さなければいけない。
 鞍上は貪欲さが戻った内田博騎手。昨年、地方競馬の年間最多勝記録を更新。年初めはモチベーションを失っていたが、NHKマイルC(1着ピンクカメオ)で完全復活。17番人気でG1を勝った無欲の追い込み。先入観を持たずにピンクカメオの末脚を最大限に引き出すことだけを考えていた。最後まで必死に追えば、結果はついてくる。もう、内田博騎手に迷いはない。
 今回はコンゴウリキシオーダイワメジャーと強力な先行馬が揃った。マイネルスケルツィ、オレハマッテルゼ、エイシンドーバーの同型も絶好調。当然、積極的な競馬に打って出る。ダイワメジャーを目標に香港勢も動けば、流れは急激に速くなる。先に動いた馬は負ける。最後まで脚を溜めた馬が勝利を掴む。NHKマイルCの再現だ。

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