少女革命!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 アイアムジャンヌ(福島日曜5R新馬戦)は奥平師が入厩前から「この馬は走るよ」と話していた素質馬。なるほど、血統は地味だが、ケイコの動きはひと追いごとに良くなっている。先週の坂路では古馬1000万のタケデンヴィーナスに食らいついて、今週は3歳馬相手に力強く先着(4F51秒7〜1F12秒5)。チップを激しく蹴り飛ばす姿は迫力満点だった。
 金曜日の坂路で手綱を取った奥平師も「今朝、他厩舎の馬と併せて、気合を乗せてみたが、交わすときの反応が良かった。走る気が出てきたし、いい状態で出走できるよ」と手応えを感じていた。
 父オースは英国ダービー馬だが、唯一の重賞勝ち馬はファルコンSを制したキョウワハピネス。祖母は桜花賞マックスビューティの2着だったコーセイ。重賞4勝した快速牝馬だ。血統的には芝1200mはピッタリだ。
 「水曜日に追い切りをつけた寿(ひとし)さん(鈴木寿調教助手)はコーセイで重賞(中山記念)を勝っているんだよ。デビュー戦も勝っているし、縁を感じるよな。ビッグレッドFの岡田繁幸会長が堀紘一さんに選んで、購入した馬。ビッグレッドFで鍛え込まれているし、岡田さんも素質を買っている。将来的にはマイルぐらいが良さそうだけど、初戦から楽しみにしている」と奥平師の期待は大きい。
 強敵は増沢厩舎のダイワマックワンセレクトセールで6500万円で落札された高額馬だ。しかし、ラングフール産駒は日本で8勝しているが、全てダート。カナダのチャンピオンスプリンターという戦績を見ても、バリバリのダート血統。芝の今回は取りこぼす可能性はある。
 祖母コーセイはセリで285万円で落札された「抽選馬の星」。アイアムジャンヌも北海道市場で210万円と格安だった。「馬は値段じゃないですよ」手綱を取る松岡騎手の言葉は力強かった。

[福島日曜5R新馬戦]
◎アイアムジャンヌ
○ダイワマックワン
グランドメープル
△カレイジャスミン
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