公正競馬確保!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 馬インフルエンザの影響が心配された先週の中央競馬だが、今まで以上に安心して馬券が買える「公正競馬」だった。再開初日の新潟土曜競馬は12R中10Rが1〜5番人気の決着。特に1番人気は[4、4、2、2]と、掲示板を外した馬がいなかった。今週は人気馬が不可解な負け方をすれば、ファンの不信感を抱くかもしれない。それだけに万全の状態に仕上げてきた厩舎関係者の気概が感じられた。
 特に先週の競馬ではケイコと実戦が直結した。美浦坂路で4F49秒7(馬なり)の1番時計を出したロードスウェアー新発田城特別(新潟土曜10R)でハナ差2着。先週の坂路で50秒を切ったのはこの馬だけだったが、ケイコ通り、レースでも結果を出した。体調が良くなければ、速い時計は出せないだけに今後もこの傾向は続くだろう。
 馬インフル騒動で男を上げた小島茂厩舎ではクィーンスプマンテ(新潟日曜9R)が坂路で4F50秒5(馬なり)をマーク。休養前より一回り成長したと感じたので『馬』紙面上で本命を打ったが、堂々の逃げ切り勝ち。6番人気と評価は低かったが、着差以上の楽勝だった。
 ただ、ナンヨーへブン(新潟日曜8R2着)の好走には驚かされた。坂路で4F50秒2を出したが、ヨシトミさんが目一杯に追って反応が鈍い。小島茂厩舎はケイコで速い時計を出さない。それだけに時計は評価できるが、動きに余裕がなかった。しかし、当日はプラス2キロと太め感なく、キッチリ仕上げてきた。小島茂厩舎は追い日以外でも坂路や南ウッドコースで[15-15]*1を乗る。2週続けて、ビシッと追ったことに加えて、普段の運動量が多い分、休み明けでも体は出来ていた。小島茂師は「いつ開催決行という判断が出ても勝負できるように、通常通りの調教を継続してきた」と言っていたが、まさに「有言実行」だった。
 新潟日曜12Rでは奥平厩舎のスイートフィズが1番人気で勝った。競馬再開に備えて、最善を尽くした厩舎が着実に結果を残している。好成績を上げている厩舎は危機管理が出来ている証拠だ。前週のリーディングトレーナー欄は必ずチェックして欲しい。今後も信頼して馬券が買える厩舎がわかるはずだ。

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*1:1Fを15秒台で走ること。心肺機能を鍛える基本速度