sanzo20043212011-09-13

 『パーフェクト調教事典』発売中!辻三蔵の「ウィークエンダー
 私が執筆、監修を手がけた『パーフェクト調教事典』自由国民社)が9月3日に発売された。『パーフェクト種牡馬辞典』に続く、執筆活動になるが、調教分析は私の得意分野。『ホースニュース馬』社時代は10年間、調教班に所属しており、フリーになってからも美浦トレセンの坂路記者席から坂路と南馬場の調教を見続けている。「調教攻略〜厩舎編:関東」を担当しているが、調教師の取材を通して得た知識を生かして執筆した。
 週中(水、木曜日)に行われる「追い切り」は1週間の調整の成果を発表する場と言われている。南馬場ウッドコースで追い切るにしてもスタンド前の入場口から入れば、負荷をかけるために、長めの距離をジックリ乗り込む。国枝、二ノ宮、萩原厩舎がウッドコースで追い切る場合は6F標識から調教時計が計時される。一方、堀、久保田、古賀慎厩舎は向正面の入り口が入場する。実戦を意識して折り合いを重点に置き、直線で瞬発力を引き出すことを目的にしている。同じウッドコースで追い切るにしても厩舎によって調教方法が全く違う。
 「調教攻略〜厩舎編」では厩舎別の「調教解説」、調教に隠された「激走・凡走例のナゾ」、調教パターンから分析した「この調教が買い・消し」が書いてある。「調教を見れば馬券で勝てる!」のキャッチフレーズ通り、馬券に直結する話が載っている。
なお、関西編は元『競馬エイト』の川田重幸さんが担当している。ベテランならではの読み応えがある文章になっているのでこちらも必見ですぞ。