関東馬の重賞調教プロファイル[中山編]

今年のJRA平地重賞は関西馬栗東)が25勝。

関東馬美浦)にダブルスコアで圧勝している。

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しかし、中山で行われたJRA平地重賞は、

関東馬8勝、関西馬4勝。

関東馬が地の利を生かしている。

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関東馬が中山が得意なのは、輸送時間に秘密がある。

茨城県美浦トレーニングセンターから中山競馬場まで輸送時間は約1時間30分。

滋賀県栗東トレーニングセンターから中山競馬場まで輸送時間は約6時間。

関東馬は移動の負担がほとんどなく、関西馬は長距離輸送のリスクが高い。

そのため、関東馬は意欲的な調整ができる。

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今年、中山平地重賞の調教コース別成績では、

美浦南W調教馬が最多の7勝を挙げている。

美浦ウッドチップコースの1周距離1600mは中山内回りの1周距離(1667m)とほぼ同じ。

直線に上り坂があるので、中山の急坂を想定した調教が可能だ。 

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桜花賞に向けて美浦ウッドチップコースで調整するフィリアプーラさん

 中山競馬場で行われる重賞競走では、

美浦ウッドチップコースで追い切った関東馬を狙うのが鉄則だ。