しかし、中山で行われたJRA平地重賞は、
関東馬が地の利を生かしている。
関東馬が中山が得意なのは、輸送時間に秘密がある。
茨城県・美浦トレーニングセンターから中山競馬場まで輸送時間は約1時間30分。
滋賀県・栗東トレーニングセンターから中山競馬場まで輸送時間は約6時間。
関東馬は移動の負担がほとんどなく、関西馬は長距離輸送のリスクが高い。
そのため、関東馬は意欲的な調整ができる。
今年、中山平地重賞の調教コース別成績では、
美浦南W調教馬が最多の7勝を挙げている。
美浦ウッドチップコースの1周距離1600mは中山内回りの1周距離(1667m)とほぼ同じ。
直線に上り坂があるので、中山の急坂を想定した調教が可能だ。
中山競馬場で行われる重賞競走では、