新世紀坂路王伝説!辻三蔵の「ウィークエンダーミホノブルボンメジロドーベルショウナンカンプと、坂路王は混沌の時代に現れた救世主!坂路王は天に愛された!
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 栗東の坂路王ジョイフルハートがBSN賞を4馬身差圧勝。これでデビュー以来、10戦連続連対(7300)。あのディープインパクトタイキシャトルエルコンドルパサーの11戦連続記録にあと1まで迫った。混迷を極めるスプリンターズSの救世主として名前が上がっているが、果たしてどうだろうか。 今回はあまりにも競馬が楽すぎた。一頓挫あった今回はプラス12キロ。前走で減った分(マイナス18キロ)が戻ったが、腹回りをボテッと見せて、体のハリはいまひとつ。追い切りでバタついていたように*1、結果はともかく、まだ本調子にはなかった。パドックでテンションが高いのは相変わらずだが、それでもスタートでガクンと躓いたのには驚いた。外からディバインシルバーが勢い良く飛び出しただけに万事窮すかと思いきや、穂刈騎手が手綱を抑えて、2番手でジョイフルが来るのを待った。結局、ジョイフルが二の脚を利かしてハナに立つと、4コーナーで後続を突き放して、楽々逃げ切った。
 それにしても情けない。ディバインシルバー(5着)クラスターCで逃げて2着しただけに陣営も「ハナを切るのがベスト」と語っていたが、簡単に引いてしまった。もし、ハナに立てば、ジョイフルが後手を踏んだ分、優位な立場でレースを進めたはずだ。結局、鞍上の穂刈騎手が「武豊」の名前に負けてしまった。
 ジョイフルハートにとってもオープン特別を簡単に勝ってしまったことは今後に繋がらない。同型のディバインがハナを譲り、上がり馬エイシンボーダン(12着)が最内枠で砂を被って自滅。当面の敵トウショウギア(4着)が調子落ちで伸び切れず、ライバルがだらしなかった。今後は重賞戦線に駒を進めるが、厳しい競馬をしていないのが気になる。デビュー2戦目から9戦連続1番人気と常に人気を背負う立場。賞金的に微妙だが、もし、スプリンターズSに出走しても厳しい戦いになる。当日は主戦武豊凱旋門賞参戦で不在。これではサイレントウィットネスといった海外の強豪にもみくちゃにされてしまう。スプリント戦線の救世主になれる資格はあるが、真の戦いはこれから始まる。
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