花王愛の劇場辻三蔵の「ウィークエンダークイーンC(東京土曜11R)徹底予想!
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 中国では「花王」と称される牡丹。ひいらぎの花言葉が「先見の明」であるならば、ひいらぎ賞を快勝したカタマチボタンには「花王」になる資格がある。
 ひいらぎ賞は朝日杯FS(58秒9)より速い前半5F58秒5のハイペース。先行勢が壊滅する中、好位4番手から力強く抜け出した。勝ち時計の1分34秒7は前週の朝日杯FS(1分34秒4)とわずか0秒3差。過去のひいらぎ賞勝ち馬には01年アサクサデンエン(1分34秒3、安田記念)、03年マイネルデュプレ(1分35秒1、共同通信杯)、04年マチカネオーラ(1分34秒5、中京記念)とのちの重賞ウイナーがいるが、全くヒケを取らない。しかも過去10年のひいらぎ賞で牝馬で勝ったのはこの馬だけ。牡馬を圧倒した実力は阪神ジュベナイルF組を凌駕している。 
 思えば、未勝利戦(芝1600m)の勝ち時計(1分34秒9)は4回東京2歳戦で最速。マイネルシーガル(いちょうS1着、1分35秒9)、アサクサキングス新馬戦1着、1分38秒5、きさらぎ賞1着)、ダイレクトキャッチ(新馬戦1着、1分37秒4、共同通信杯2着)といった強豪牡馬より遙かに速い。しかも同週の紅葉特別(古馬1000万)と同タイムだ。重賞初挑戦とはいえ、牝馬相手なら当然、勝ち負けだ。
 今回は2か月ぶりだが、短期間で大きく成長。先週の南ウッドコースではオメガエンドレス(古馬1000万、一杯)に楽々先着すると、今週は坂路でソリッドエビデンス古馬1000万、一杯)を子供扱い。休養前は3歳未勝利のテイクマイアイズに遊ばれていただけに、見違えるように良くなった。
 鞍上は今年、加藤征厩舎とのコンビで4戦4勝のアンカツアンカツにはダイワスカーレットというお手馬がいるが、あえて騎乗依頼。素質を買ったアンカツ日経新春杯で勝ったトウカイワイルド京都記念)を断って、東上してきた。この一番に賭ける意気込みが伝わる。「花王」愛の劇場の幕開けだ。
[クイーンC予想]
カタマチボタン
○シュガーヴェイン
ハロースピード
ローズオットー
クラウンプリンセス
△イクスキューズ
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