2001♪恋をした♪oh♪君に夢中♪辻三蔵の「ウィークエンダー弥生賞プレビュー!
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 8歳馬ローエングリン中山記念を勝ち、同い年のプリサイスマシーン阪急杯を1着同着。タニノギムレットシンボリクリスエスヒシミラクルデュランダルアドマイヤドンテレグノシスといった同世代のG1馬が種牡馬になる中、アサクサデンエンファストタテヤマクーリンガーシルクフェイマスと共に重賞戦線で一線級を張っている。8歳世代のオープン馬は関西馬が20頭、関東馬が22頭いる。オープン馬全345頭中、12%を占めている。世代交代が滞っている現在のオープンクラスでは歴戦の古馬の底力が若馬を上回っている。
 しかし、それ以上に底力を見せているのが9歳世代。9歳馬アサカディフィート中山金杯で2着し、小倉大賞典ではエイシンドーバー阪急杯1着同着)を破って、3年ぶりの重賞制覇。いずれもトップハンデ57.5キロを背負っていたのだから驚きだ。これでデビューしてから8年連続、勝利している。衰えを全く感じさせない。同じ9歳のニホンピロサートも現役バリバリ。昨年暮れの兵庫ゴールドトロフィーで2年連続連対すると、今年はガーネットS4着→根岸S3着と中央場所でも掲示板に載っている。やはり、21世紀最後の「最強世代」は98年産まれだ。
 アグネスタキオン皐月賞)、ジャングルポケット日本ダービージャパンC)、クロフネジャパンCダート)、マンハッタンカフェ菊花賞有馬記念)。2001年秋のG1は古馬を押しのけて、98年産まれの3歳馬が独占した。その後もダンツフレーム宝塚記念)、ツルマルボーイ安田記念)、ショウナンカンプ高松宮記念)、カルストンライトオスプリンターズS)といったG1馬を数多く輩出した。まさに「最強世代」だ。
 最強伝説は父の世代になっても続いていく。弥生賞ではアグネスタキオンアドマイヤオーラ)、ジャングルポケットタスカータソルテ)、マンハッタンカフェココナッツパンチメイショウレガーロ、マンハッタンバー)と現役時代に見られなかった夢の対決が行われる。アグネスタキオンマンハッタンカフェが対決した2001年の弥生賞は近年稀に見る不良馬場。音速の貴公子アグネスタキオンが不良馬場をモロともせず、5馬身差の圧勝だった。一方、マイネス20キロと大幅に馬体が減ったマンハッタンカフェは3着にアタマ差及ばず、皐月賞出走権を逃した。完成度の差が両馬の明暗を分けた。
 一方、皐月賞(3着)で出遅れて脚を余したジャングルポケットにとって、中山は[0012]と鬼門。産駒も全14勝中、東京で6勝、京都で4勝と広いコースで好成績を残しているが、中山では1勝しかしていない。無敗の快進撃を続けるジャンポケ産駒のフサイチホウオートーセンキャプテンも中山は未経験。それだけに前記2頭より小回りコースに適性があるタスカータソルテ*1の走りには注目だ。今年の弥生賞は夢中になったあの春の日を思い出す。
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*1:未勝利戦で中京芝2000mをレコード勝ち