男・小島茂之!

先日、プロヴィナージュの出否問題について、小島茂之調教師が自らのブログで言葉を発した。丁寧に書いた文章を読むと、ファンに対する誠意が表れている。競馬ファンに「競馬の奥深さを知ってほしい」と始めたブログだった。忙しい中、時間を割いて書いているのも、楽しみにしているファンのためだ。
 今回の一件に関して、匿名の批判、中傷を真正面から受け止めていた。その上で、自らの信念に基づいて、意見を発していた。「(レースを使うかどうか)決断するのは調教師。だから、責任は自分が持つ」小島茂之師の生き方が誠実に表れていた。
 小島茂之師の強さを感じたのは金曜日の深夜にもブログを更新していたことだ。普通、あれだけ誹謗、中傷の言葉を見れば、書くのをやめるだろう。閉鎖まであったはずだ。それでも更新したのは応援しているファンのためだ。その真摯な姿勢を愚弄するのは許せない。
 今、競馬界で男と呼べるのは小島茂之調教師だけだ。