最強の補強!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 広島東洋カープが横浜から戦力外通告を受けた石井琢朗内野手(38)と契約すると発表した。プロ通算2307安打。今季は98試合の出場で打率2割6分2厘、2本塁打、18打点だったが、打撃、守備共に後半戦でレギュラーを張った石川より明らかに上だ。特にカープとの最後の3連戦での石井は鬼気迫るモノがあった。引退興行だった清原とは全く違う。怒りや憤りを感じながらも表情に一切出さず、一球一打に人生を賭ける。凄まじいまでの執念だった。
 石井が加入することで遊撃、三塁のレギュラー争いは過熱する。石井にバックアップの気持ちは全くない。選手生命を賭けて、レギュラーを獲るつもりだ。先発出場にこだわる執着心は同世代の緒形、前田にも大きな刺激になるだろう。
小窪、梵は石井と遊撃のポジションを争う。石井からポジションを奪うことで真のレギュラーになる。
 三塁も喜田、松山の守備では石井に太刀打ちできない。木村昇吾も守備だけでは石井に取って代わられる。シーボルが残留しても、昨年と同じなら二軍行きだろう。各個人が選手生命を賭けて練習しないと、レギュラーは取れない。
 最近のカープは選手を我慢して使うことで、レギュラーに育ててきた。しかし、レギュラー級の選手を取ってくることでチームが活性化する。ポジションが与えられるものではなく、奪うものだ。石井琢朗の獲得は最近のカープでは一番の補強だ。
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