愚将

広島対横浜6回戦は1対0で横浜勝利。
広島東洋カープは4月に入り、4度目の1対0での敗戦になった。
先発野村は8回1失点の好投だったが、打線の援護がなく2敗目(1勝)を喫した。
1点差での敗戦は今年11試合目(全25試合9勝16敗)。
借金は今期最多タイの7に戻った。
横浜との3連戦(4月28〜30日)は平日にも関わらず、マツダスタジアムには28233人、30312人、26922人の大観衆が訪れた。
しかし、緒方孝市はファンの期待を裏切り、同じ敗戦を何度も繰り返す。
3試合に1度勝ったときは報道陣の前で饒舌に話すが、負けたときは一言二言一方的に話して取材をシャットアウト。
確かに報道陣の質問を受けて怒り、ムカつき、憤慨することもあるだろう。
それでも応援してくれたカープファンに敗因を分析、説明する義務がある。
報道陣の質問を拒否して、ファンの声援に耳を塞ぐならば監督の資格はない。

エルドレッド、グスマンが戦列に復帰したからといって「打てない打線」が好転することはない。
25打数2安打(打率.080)のシアーホルツ、打率.234のロサリオ(昨年の打率.336)はファームで調整中だったにも関わらず、打撃不振のテコ入れとして急遽1軍に呼ばれた。
全く調子が上がっていないのに、1軍の一線級の投手と対戦すれば打てないのは当然だ。
エルドレッド、グスマンも調整不足に構わず、シアーホルツやロサリオと同じように「見切り発車」で1軍に呼ばれるだろう。
同じ失敗を繰り返すのは目に見えている。

もう既に手遅れかもしれないが、カープ最大の補強は「監督休養」だ。
オリックスで二軍監督の経験がある新井宏昌打撃コーチを代理監督に据える。
空いた打撃コーチにはプロ通算2432安打の石井琢朗守備・走塁コーチを兼任させる。
三塁コーチャーは、ベンチで緒方孝市の話し相手にもなっていない永田利則総合コーチに任せればいい。
空いた総合コーチには開幕からベンチに座り続けている倉さん(1試合出場)をベンチコーチ兼捕手にすればいいだろう。
緒方孝市さん。
09年に現役引退後、10年からカープのコーチ、監督を務めていますが、長い間お疲れ様でした。
これからはベンチの外からカープを応援してください。