夢への序幕!辻三蔵の「ウィークエンダー
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1998年(平成10年)、サニーブライアン美浦・中尾銑厩舎)が日本ダービーを勝った翌年に、私は『ホースニュース馬』に入社した。昨年2月、『馬』社が休刊し、レーシングライターとして毎週、美浦トレセンに通う日々が続いているが、私は関東馬日本ダービーを勝つ姿を見たことがない。
 しかし、今年こそ、関東馬日本ダービーを勝つ。ロジユニヴァースの追い切りを見て、直感した。2月18日の南ウッドコースで5F63秒6、25日に5F62秒2と2週続けて、一番時計をマーク。最近の時計がかかる南ウッドコースでは破格の好タイムを叩き出した。気迫溢れる動きに圧倒された。
 そして、圧巻だったのは坂路での直前追い切り。横山典騎手が手綱を抑えたまま、4F47秒9の一番時計をマークした。坂路で動く馬には短距離馬が多い。美浦坂路のレコードタイムサラトガ古馬1600万下)の4F47秒6。軽く流した感じでレコードタイムに迫った。追えば、楽に更新していただろう。まさに性能の違いとしか言いようがない。
 ダイワメジャーグラスワンダーセイウンスカイは全盛時、追い切りで涼しい顔をして、凄まじい時計を出していた。かつての名馬の風格がこの馬にはある。
 調整過程を見る限り、トライアルレースの意識は全くない。世代最強を印象付けるために、ライバルを完膚なきままに叩きのめすつもりだ。弥生賞はダービー制覇に向けてのプロローグに過ぎない。
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