ビーオブザバン登場!

史上最大の新馬戦!

 史上最大の新馬戦!9月3日(土)1回札幌7日目4R新馬戦(芝1800m)は新潟2歳S、小倉2歳Sよりもクラシックに直結!辻三蔵の「新馬戦レビュー」。今年のクラシックを占う注目の新馬戦をひとりレビュー!武豊が乗るアノ馬の情報も完全網羅です。

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[9月3日(土)1回札幌7日目4R新馬戦(芝1800m)] 
 ラフィアン岡田繁幸オーナーが「札幌2歳Sも勝ちますよ」と予告したマイネルバシリコス(牡、父トウカイテイオー、母ダイイチコパン、加用厩舎)と、アドマイヤの一番馬アドマイヤダンディ(牡、父サンデーサイレンス、母プロモーション、橋田厩舎)との対決が注目されたが、ダンディは出走を回避。とはいっても、故障したわけではなく、「まだ調整が進んでいないので無理をしなかった」とのこと。確かにビシッと追ったのが先週の一本だけなようにまだ調整不足。今後は4回阪神開催に向けてピッチを上げていく予定だ。
 
 となると、札幌競馬場で唸りを上げているマイネルバシリコスの独壇場になりそうだが、代わりにキングカメハメハの再来と言われるビーオブザバン(牡、父King's Best、母シーズアン、松田國厩舎)が満を持して出走。8月29日(月)の当ブログで紹介したときには出走未定だったが、今週の追い切りを見る限り、仕上がりは万全だ。
 函館ウッドチップコースで古馬1000万のツムジカゼ(脚色・一杯)と併せると、直線の叩き合いで1馬身先着(5F66秒9〜1F12秒8一杯)。並んでから力強く抜け出した脚は迫力満点。思えば、3週前の芝コースでは先週、新馬戦を快勝したトシザサンサン(強め)に手綱を抑えたまま、楽々併入(5F65秒3〜1F12秒1馬なり)。マイネルほど、派手な時計は出ていないが、仕上げに抜かりはない。急仕上げではないことは、アドマイヤ回避で体が空いた武豊騎手を真っ先に確保したことでもわかる。日刊紙での前評判はマイネルバシリコスだが、レース後の話題はこの馬が独占する。

 前評判といえば、『競馬エイト』POGの事前ドラフトで一番人気になった大久保洋厩舎のショウナンアルス(牝、父サンデーサイレンス、母ショウナンハピネス)がようやくデビュー。4月下旬に美浦に入厩したものの、夏負けして涼しい函館に移動。ケイコのピッチもなかなか上がらなかったが、ここにきて急上昇。体質が弱かった馬が3週続けてビシッと猛ゲイコ。今週のウッドチップコースでは直線でグイッと伸びたように動きに力強さが増した(5F68秒1〜1F12秒9一杯)。
 個人的には『POGの達人』(略して『赤本』)WEBでイチ押しして、しかも「1頭持ちPOG」で単独指名。思い入れは人一倍強いが、正直、今回に関しては強気にはなれない。いまのところ相手次第で来週の芝1800mに回る可能性がある。この相手にどれだけやれるのか楽しみもあるが、思いは複雑だ。

 函館滞在組でオススメなのがエアジパング(牡、父エルコンドルパサー、母エアパッション、藤原英厩舎)。前記のアドマイヤダンディの調教パートナーだが、ケイコの動きはこちらの方が上。この馬こそ、アドマイヤのデビューを延ばした張本人だ。むろん、今週の追い切りでも2歳未勝利のクールビスティー(脚色・一杯)を一蹴したように仕上がりの良さがとにかく目立つ。血統はビーオブザバン、ショウナンアルスに劣るが、ケイコだけ走れば、好勝負は可能だ。
 
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