まだ終わらんよ!

 「新しい時代を作るのは老人ではない」(機動戦士Zガンダム最終話より)クワトロ・バジーナ大尉(シャア・アズナブル)の叫び声が聞こえてくる!辻三蔵の「ウィークエンダー
 回る!回るよ!時代は回る!毎日王冠を徹底予想!前日発売では単勝1〜4番人気は全て4歳馬。新興勢力に対して、最強世代といわれる6歳馬は蚊帳の外!? 

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 新聞によりますと、日刊紙の競馬欄は4歳馬が独占。火曜日はコスモバルク、水木はダイワメジャースイープトウショウの二枚看板。金曜日は穴馬のカンパニー、ハイアーゲームと4歳馬の話題ばかり。
 まあ、いまさら6歳馬のことを書いても出尽くした感はあるが、それでも過去2年の勝ち馬テレグノシスバランスオブゲーム、小倉重賞グランドスラムを達成したメイショウカイドウの記事はちょこっとだけ。もう終わったような扱いだ。
 しかし、先週のスプリンターズSは6歳馬がワンツースリーを達成したように最強世代の称号は伊達じゃない。
 
 その中でもバランスオブゲームはG2・4勝が全て休み明けというトライアルのスペシャリスト。むろん、ライバルはG1が目標だけに目一杯に仕上げていないのもあるが、それでも久々から全力投球する姿はもっと賞賛されていい。
 それでも最近は間隔を開けてG1に出走しているが、昨年の安田記念3着が最高の成績。今年の安田記念中山記念を勝った勢いを以ってしても、7着止まりだった。
 来年はもう7歳。G1では限界を見せた現状では目標はあくまでもこの毎日王冠。久々もG2に限れば、[4201]と圧倒的な成績だ。
 
 今回は追い切りをつけた田中勝騎手、陣営もしきりに「動きが重い」と言っていたが、今年の中山記念(1着)もコメントは弱気。しかし、最近は年を取ったせいか、ケイコはあまり動かなくなった。確かに直前追い切りの動きは鈍かったが、金曜日の南Wコースでは軽快な脚取りを見せていたようにキッチリ仕上がった。
 週始めの競馬雑誌を見ると、上位人気に推されそうだったが、中間の弱気なコメントもあって、6番人気と気楽な立場。「この距離にG1があれば」と陣営が嘆いたように、芝1800mはG2・2勝を含めて[2100]とパーフェクト。ここは絶対に取りこぼせない一戦だ。

 相手は当然、最強牝馬スイープトウショウ。追い切りではゴール前、脚が上がったように、いかにも休み明けという仕上がりだが、それでも安田記念2着、宝塚記念1着の実績は断然。どんな条件でもメンバー最速の末脚を使う追い込み馬。外が伸びる馬場を考えれば、当然買いだ。
 皐月賞ダイワメジャーは陣営は「天皇賞・秋の叩き台」と考えているが、横山典騎手には今回が本番(秋天ゼンノロブロイに騎乗)。今週の追い切りでは横山典騎手が目一杯に追って、一番時計をマークしたように状態は今がピーク。次走云々なんて考えることはない。ここがメイチの勝負。

 カンパニーはダイワを抜いて3番人気に推されているが、人気になりすぎ。確かにケイコの動きはいいが、スイープにはどうやっても敵わない。3連単のヒモまでだ。
 ハイアーゲームは取捨に困る。POGで指名したこともあり、この馬のことは良く知っているが、最近の不振は鞍上の問題。オーナーの意向でヨシトミさんに変わるのはいいが、自分の競馬を見失っている。ただ、状態はすこぶるいい。函館滞在時から見ているが、押せ押せのローテーションだった春と比べると、イライラするところがなく、非常に落ち着いている。今までスタートが良くなかったのは鞍上の影響。本来は先行できるだけに2番枠で思い切った競馬をすれば面白いが…。
 
 1番人気のコスモバルクはかわいそう。過酷なローテーションに加えて、牧場でも「馬込みの後ろで折り合いをつける」調教の日々。これでは馬が休むヒマがない。つまり、リラックスできない環境が気難しさを生んでいるはずだ。今回もオーナーは「抑える競馬」を指示しているが、鞍上の安藤勝騎手は「無理に抑える気はない」と意見の食い違い。ハナを切れば、面白いが、こんな現状では正直、買いたくない。
 それならテレグノシスメイショウカイドウといった息の長い活躍をしている6歳馬を買う。彼らの姿を見ていると、共に苦労を重ねながら二人三脚で歩んだ道のりが良くわかる。

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