M.T.Revolution!辻三蔵の「ウィークエンダー
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 今週月曜日、坂路コースは外側に、新しいウッドチップを敷き詰めた。乗り手に聞くと、「下がボコボコして脚を取られる」馬が続出。先週は4F50秒台を切った馬が20頭以上いたが、今週はクーヴェルチュール(4F49秒5)1頭だけ。雨の影響もあり、先週より2秒以上、時計がかかった。大竹調教師は「栗東の坂路はチップが深くて、細かい。雨が降ると、かなりの負荷がかかる」と話していたが、イメージはかなり近いだろう。
 南ウッドチップコースも3月から速めのキャンターは外目で行うことになり、2秒近く、時計がかかるようになった。以前は内目を通った馬が5F62〜63秒台を出していたが、今では5F65秒台を出すのがやっと。今週の一番時計もタケミカヅチの5F65秒3だった。しかもスタンド正面に入口ができたことで、長めから乗り込む厩舎が増えた。今まで以上に負荷をかけた調教ができるようになった。
水曜日は雨が降ったこともあり、ニューポリトラックコースの利用率が高かったが、グリップが利くので脚元が滑らず、調教ができる。ウッドチップコースのように脚元を取られる心配がなく、体調維持を目的とした調教に適している。勾配がある森林馬道を栗東の逍遥馬道のように、乗り運動で利用する厩舎も多くなってきた。このように美浦トレセンでは個々の馬に合わせた調教メニューを組むことができる。打倒関西馬に向けて、美浦革命は始まった。
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