雨のち晴れ!辻三蔵の「ウィークエンダー
人気blogランキングへお願いします。ありがとうございます。
 奥平厩舎の二枚看板コイウタスプリンターズS)とシャーベットトーンシリウスS)は牧場からの移動制限により、山元トレセンにいるが、「帰厩してから10日で使えるように牧場でビシビシ乗っているよ」と師は語る。 一方、シャーベットトーンの弟アルカライズ(新潟土曜8R)は一足早く帰厩。2週前に出走予定だったが、馬インフルエンザの影響で開催中止。先週、使うかと思いきや、メンバー表に名前はなかった。「まさか、陽性か」と思い、師に伺うと、「陰性」だった。先週、使わなかった理由を聞くと、「日曜日(19日)の検査で陰性反応が出たので、JRAの職員に聞いたら、月、火(20、21日)の検査は受けなくていいと言われた。しかし、水曜日(22日)になったら、月、火の検査を受けた馬しか出走できないと言われて、困ったよ」と苦笑い。
 しかし、先週は1度、競馬を使うつもりで仕上げていたため、気合が乗りすぎている面があった。2週開けたことでリラックスしている。師も「簡易キットでの検査は鼻ネジを突っ込みので、かなりイレ込む。それだけに落ち着いているのがいい。先週はまだ、余裕があったし、1週延ばして、ちょうどいい体になった。そう考えると、先週、使えなかったのは良かったかな」と気持ちは前向きだ。
 確かに今週の動きは素晴らしかった。どしゃぶりの雨の中、ゴール前、軽く仕掛けて1F12秒4(4F52秒8)。2週続けて、1F12秒0とビシッと追った分、体が締まって、動きが素軽くなった。休み明けの不安もなく、万全の態勢で出走できる。
 前走は今までの詰めの甘さを払拭する3馬身差の圧勝。兄シャーベットトーンも勝ち味が遅いタイプだったが、昨冬、1000万を楽勝すると、連勝でオープンに昇格。わずか半年でマーキュリーカップを勝った。勝ち癖がつけば、一気に出世する血統だ。
 「前走は不良馬場で勝ったように脚抜きのいいダートは得意。相手は揃った感じだけど、恥ずかしい競馬にはならないよ」と師も自信あり。
 強敵は関西馬だが、2連続2着のブライアンズエッセは新潟→小倉→新潟とこの夏、3度目の遠征。前走でマイナス10キロ減ったように馬体はギリギリ。中間の調整が軽いように、馬体回復に専念。これ以上、減るようだと危険信号だ。
 逆にゼンノジュウシンは太めが絞れるかどうか。ズブい面があるだけに1800mでも短いぐらい。10キロ近く、絞れれないと、ついていけまい。 前走で2着したウインバリエンテ、リトルプリンスは追い込み一手だけに展開に左右される。前走は相手に恵まれたので過信は禁物だ。
 馬インフル問題に振り回されたアルカライズだが、雨降って地固まるとはこのこと。雨のち晴れ!
[新潟土曜8R]
◎アルカライズ
○ブライアンズエッセ
▲ゼンノジュウシン
△ウインバリエンテ
△リトルプリンス
△ヒシポラリス

人気blogランキングへお願いします。ありがとうございました。