菊の季節にバラが満開!辻三蔵の「ウィークエンダー菊花賞プレビュー!
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 日程が2週繰り上がった2000年以降、神戸新聞杯組が全14連対中8連対と、本番への結びつきが強い。今年も神戸新聞杯組(10頭)が半数を占めるが、その内、馬インフルエンザの影響で栗東への帰厩が遅れたのはドリームジャーニー(1着)、アサクサキングス(2着)、ヴィクトリー(3着)、ヒラボクロイヤル(7着)、ローズプレステージ(10着)の5頭。上位3頭は緒戦から体は出来ていたが、魅力なのは叩いた上積みが見込めるローズプレステージだ。
 前走は併せ馬で再三、遅れていたように、明らかに急仕上げ。馬体重は自己最高の448キロ(8キロ増)。成長分を見込んでも、体の線は緩かった。今回は坂路に切り替えて、意欲的に攻め馬を消化。430キロ台に絞れてくれば、本来の切れを取り戻すはずだ。
 果敢に挑戦した目黒記念は1コーナーで前が壁になり、ズルズル後退。流れに乗れなかったが、一流古馬と揉まれた経験は大舞台で生きる。京都コースは[1、3、0、0]とパーフェクト。京都新聞杯(2着)は僅かに届かなかったが、上がり3Fは最速の34秒1。外回りコースでガラッと開いた内を突いて伸びてきた。京都の走り方を馬が熟知している。
 父はザッツザプレンティデルタブルースと2年連続、菊花賞馬を輩出したダンスインザダークデルタブルースメルボルンC(豪G1、芝3200m)を含めて、平地重賞26勝中8勝が3000mを超える。「菊花賞馬は菊花賞馬から」生まれる。
 母系はご存じ、薔薇一族。数多くの重賞ウイナーが名前を揃えるが、G1はまだ勝っていない。半姉ローズバド(父サンデーサイレンス)もエリザベス女王杯ではわずかハナ差で栄冠を逃した。サンデーサイレンスが主流だった薔薇一族では初めてのダンスインザダーク産駒。菊の勝ち方は父の遺伝子から受け継がれている。菊の季節にバラが満開!
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