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　川越ゴエ！辻三蔵の「ウィークエンダー」。
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　今年のマイル戦線は川越特別が越えられない。同じ日に行われた京王杯SCの前半３F34秒７は川越特別（４歳上1000万下、芝1600ｍ、１着テイエムアタック）より０秒５速いだけ。G２とは思えないぐらい、ヌルイペースだ。翌日のヴィクトリアマイルの前半５Fは60秒０。これは前日の川越特別より１秒３遅い。それでいて、勝ち時計（１分33秒７）は０秒６下回った。時計、内容とも古馬1000万下に劣っている。
　京王杯SC、ヴィクトリアマイルとも上位馬は上がり３F33秒前半の脚を使っているが、これだけペースが遅ければ、瞬発力勝負になる。しかし、安田記念に必要な持久力は全く問われていない。川越特別を越えられないメンバーに食指は動かない。
　安田記念はコンゴウリキシオーがいる限り、こんなにヌルイペースになることはない。昨年のマイラーズCをレコードで逃げ切ったときが前半5F58秒２。安田記念でクビ差２着に逃げ粘ったときは前半5F57秒５のハイペースだ。しかも走破時計は１分32秒３。芝1600ｍではメンバー中、最速タイムだ。それでいて昨年は王者ダイワメジャーに徹底マークされた。王者ダイワメジャーが引退して、同型のカンパニーが出走回避した。人気勢は差し馬に集中しているだけに、昨年より楽に逃げられるはずだ。
　問題は昨年のデキにあるかどうか。昨秋の毎日王冠以来、精彩を欠いているが、元々、冬場は走らないタイプ。しかも実戦を使いながら、夏場にかけて調子を上げていく。今夏はかきつばた記念を勝った後、中３週でさきたま杯を使って、中10日で安田記念に挑む。510キロ→513キロと増えているが、追い切り代わり？で500キロを切れば、予定通りだ。土俵際まで追い詰められたコンゴウリキシオー。土壇場でうっちゃりなるか!?
☆辻三蔵の「お仕事」。
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（雑誌）『サラブレ』６月号「日本ダービー」「著名競馬マスコミ人の予想をどーんと公開！　ダービー＆オークス９つの解答」でクラシック予想しています。
（ムック）『ＰＯＧの達人』（通称赤本）厩舎レポート（大久保洋、奥平、古賀慎、小島茂、齋藤誠）、クロスレビュー、山元トレセンレポートを担当。
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